VineLinux導入記

これはPPC7300にVineLinuxを入れるために試行錯誤の道程を記した、個人的なメモです。
(内容更新日 01/11/17)

●インストール その1

01/11/16

 えー。Perlの勉強をしたいので、Linuxを入れることにしました。いや、MacでもPerlはできるんですが、やはりせっかくなんでLinuxの特性とかも知っておきたいと思って。
 で、LinuxPPCとVineLinuxのどちらにしようかと思ったんですが、無料でFTPサーバからダウンロードできるVineLinuxにしました。(ひょっとしたらLinuxPPCもあるのかもしれませんが、VineLinuxの方が早く目についたので)
 で、300MBくらいあるファイルをせっせとダウンロード(ビバ、ブロードバンド)。これをacardのAEC-6860Mに繋がったATAハードディスクのパーティションの中に入れてインストールを試みたのですが、ブートを始めると、ある程度のところで「/root/bit/kdbconfig: error in loading・・・」という表示が流れ続ける結果に。
 とりあえずVineUsers-MLの過去ログ検索システムで検索。すると同じような事例が。
 この人の場合はインストールのファイル類を置いておいたパーティションのフォーマットがHFS+(MacOS拡張)だったと言うことで解決してるので、それを確認したものの、ちゃんとHFS(MacOS標準)。
 あと、上記事例のフォローの中に「内蔵SCSIHDのID云々」というものがあったので、じゃあIDを変更しようと筐体を開けてHDを取り出してみる。
 ん、ジャンパーピンが1つしかない。もちろんその1つとはターミネーターの設定だから、これを動かすわけに行かない(G3以前のPPCMacのSCSI CD-ROMにはターミネーター機能がないので)ので、ジャンパーピンを買いに行くことにする。しかし、この辺の田舎にはいわゆる「大型家電店」しかないので売っているのかが不安。で、その中で唯一メモリ(もちろん箱物only)なんかも扱ってる家電店に行くことにする。ちなみにサイズが不安だったので、内蔵SCSIHDからジャンパーピンを抜いて、一緒に持って行く。しかし、これをするとジャンパーピンをなくす可能性もあるという諸刃の剣。素人にはお薦めできない……って、素人だから一緒に持って行くんだけれども。
 で、行ったんですが、やはりありませんでした。所詮バルクのひとつも置いてない店だもんな。仕方ない。
 つーことで家に帰って、ひとまず内蔵SCSIの元のケーブル自体を基盤のコネクタから外して、無いことにしてみる。すると見事に「/root/bit/kdbconfig: error in loading・・・」が流れ続けました。
 で、ここでふと思ったんですが「acardのaec-6860M(ATAカード)って使えるのか?」
 MLで検索してみると、どうも使えないらしいです。(加賀電子の「STF」はacardのOEMなので、実質的に同じ)
 そんなわけで、インストールのファイル類(live,maps,software)を外付けのHDに移して、内蔵SCSIに改めてLinux用のパーティションを切って再起動。見事にインストーラーが起動しました。
 これでよかった、めでたしめでたし……では無かったのですが、これは次回。

●インストール その2

01/11/17

 さて、インストーラー起動でいよいよインストール開始。下準備として、ルートとスワップを指定し、さっそくインストール。これは自動的なので安心……と思いきや何?「failed to install. rpm exited with 256」とか出て、なんにもインストールできません。MLで見るにこの症状のようです。この方の場合はDVDを外すことで治ったようですが、私の環境にはDVDはありません。ひょっとしたら「内蔵SCSIHDのID云々」の問題かしらなどと思ってはみたものの、ジャンパーがなければIDか変えられない。そんな訳で、その他のやれることは全部やろうと思って、IDEカードを外したり、外付SCSIだけでチャレンジしたり、考えうるだけハードをつけたりはずしたりするものの、全く駄目。これはやはりIDの問題なのではないかと考え、とりあえず秋葉にいってジャンパー、その他必要そうなものを買い出しに行くことにしました。
 そんなわけで、無事2mmピッチのジャンパーを購入し、内蔵SCSIのIDを変更。さっそくインストールするものの、事態は変わらず。
 そしてしばらく、半ばキレ気味に格闘、つかバイオレンス&ファイティング。精神衛生のために9,800円は高いか安いか。
 ……手掛かりもなくったので、適当にML内を検索しているとこんな物が
 わはは。そりゃあお兄さんも素人じゃないんですから、ちゃんとバイナリで落としてますよ。そんな覚えが……ない(笑)。
 もののためしにバイナリモードであることを確認してから、小2時間ダウンロード。その間に自分で自分を「お前、テキストで落としてたんじゃねーか?」と問い詰めてみる。
 ダウンロードも終わり、あんまり期待しないでインストール。なんどもこの手順は踏んでいるので、すっかり覚えてしまいました。で、肝心のソフトウェアのインストールは……成功です。やっぱりテキストで落としていたためのエラーでした。インストールが約20分。その間も自分で自分を問い詰めていました。「IDとか全然関係なかったじゃねーか」。

 そんな訳で、インストール(HDDから)のまとめ。

  1. 取りあえず標準搭載しているハードディスクなら、問題ないはず。IDEやSCSIのホストカードを使っている人は、認識するかしないか、要確認(つか、入れて動かなかったら、即、標準搭載のほうにとっとと切り替えましょう)。
  2. ID問題は1.2Gのディスクに限ってあらわれるらしいよ(もちろん未確定)。
  3. FTP内にある「INSTALL-FROM-HDD.txt」はよく読もう。
  4. RPMディレクトリ(もしくはsoftwareディレクトリ)内のファイルは必ず「バイナリ形式」で落とそう。
  5. インストール時にrootやswapを決める際に表示される「/dev/sda6」などのディスク名(?)はメモしておこう。(BootXの設定や、マウントなどに必要)
  6. ケーブルとかジャンパーとかターミネータとか、そうした細かい部品は買える時に買っておこう。いつ必要になる(と思いこむか)分からないから。

●環境整備

01/12/06

 インストールからしばらくして、なんやかんやでカーネルを2.2.20にしました。つーか、なぜか2.2.20しかmakeが通りません。2.2.19や2.4.x(全部試したわけじゃないけど)はもちろん、インストールしたての状態で最初からある2.2.18のmakeすら失敗します。なぜ?

 とりあえず、1ボタンマウス環境ではなにかと不都合が多いので、USBボード(CENTURYのPU2)とUSBマウス(ELECOMのホイール付き2ボタン。底でLEDが光ってるやつ)を購入しました(本当はADBの2ボタンマウスが欲しかったのだけど、もうどこにも売ってませんでした)。さっそく対応させるためにカーネルの再構築。
 参考にしたのは「PowerBook & Linux」さんのサイトですが、2.2.20の場合はconfig.inをいじる必要はない(最初から冒頭に「#」がついてない)ので【最新安定版カーネル(2.4 系)を利用する場合】を見て(実際は見てなくて「こんな感じかな?」と設定したらあっていた)設定しました。ちなみに私が買ったUSBボードはOHCI(という規格)なので、そっちのほうを「Y」にしています。
 で、結果、あっさりとUSBマウスが動きました。でも3ボタンエミュレーションとホイールは動いていない様子。まぁ、後でどうにかしましょう。

 次にやったのがネット接続。
 えー、普通のダイアルアップPPPならばソースも豊富なんだけど、うちはADSLなんでPPPoEを設定(ちなみにフレッツADSL加入時に送られてくるセットアップ用のCD-ROMにはLinux用のPPPoE接続ツールがついてくるんだけど、残念ながらi386用のみ)しなければならないので、苦戦を予想していたんですが、utchyさんのサイトのおかげであっさりつながりました。やったことはほぼ同じ。ちなみにpppdはリンクのはってあるところからoldのディレクトリに移動すると、rpmパッケージがあるので、これを使うとインストールが楽です。
 ちなみに、GUIの方も入れてみたんですが、ちょっと安定しないようなので手打ちでコマンド入れてます。
 課題としては、セキュリティの方をどうしましょうかということ。これもいろいろ調べてみましょう。

 最後に。
 実はひとつだけずーっと分からないことがあって、困ってました。
 それは「日本語入力の方法」です。
 検索しても「muleでの日本語入力の……」とかしか出てこないしで、しばらくはWebの検索なんかも英単語のみでやってました。
 で、結局いろいろサイトを見ている時に偶然「Shift + Space」というのを見つけて、無事解決いたしました。
 恥ずかしいのもあるのですが、こうした極めて初歩的な情報がWebにないというのは「仕方がない」のか「コミュニティが排他的」なのか。もちろんどっちもなんですけどね。うむ。

#ところで、USBマウスの導入で混乱したのが実はMacの方で、マウスのドライバ入れたらMacが立ち上がらなくなったりと、いろいろと不安定。1日かけて原因を探ったところ、製品付属のマウスのドライバが古かったんですね。ああ、初歩的なミスでどつぼに(笑)

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