BM2ndとBM4thの差異について


文責 赤木智弘(東天王ポチ)

 ここでは、BM2ndとBM4thの違いについて考えてみる。


・ゲーム音楽ゲームとしての2nd

 まずは「名作」といわれる2ndを探ってみる。
 2ndの良さとして挙げられる点は

 ・オブジェクトの個性がハッキリしている。

 この1点に尽きる。
 2ndにおいては音楽とは「オブジェクト配置に合わせたもの」に過ぎない。
 すなわち「ゲーム用の音楽」である。
 だからゲームに合わせて1分20秒程度で終わる。

 ただしこれには「音楽としての限界」というマイナス点もある。
 つまり「1分20秒程度」しかつくれないのであって、しかもその中で起承転結を表さなければならない。
 そのため、どうしても「音楽ジャンルの代表的な部分」を抽出しただけの物となる。
 するとそれはどうしても「ゲーム音楽」にしかなりえないのだ。


・音楽ゲームとしての4th

 では、4thになり、どういう変化が起こったのか。

 ・オブジェクトの呪縛からの音楽の離脱。

 2ndのところで指摘した通り、「オブジェクトのために存在する音楽」は「ゲーム音楽」にしかなりえない。そこで4thからは(正しくは2DXからだけど)音楽を最優先とし、そこにオブジェクトを合わせる形に変更された。すなわち「マスター」と「スレイブ」の入れ換えである。

 もちろんこれにも弊害は存在し、その分やはりオブジェクトの個性が犠牲になるのだ。
 また、実際のクラブシーンにおいてもジャンルの違いというのはそれほど明確ではなく(Hiphop系とTechno系という、ある種対局的な括りなら明確だが、じゃあ「Warp houseとTechnoってどう違うの?」といわれたら、俺だって全然分かんないわけだし)、曲の個性も出しずらく、どうしても「同じような曲と、同じようなオブジェクト配置」となってしまう。


 以上でお分かりだろうか。
 2ndは「オブジェクトの個性化」という点で非常に成功しており、4thは「音楽の個性化」という点で失敗しているのだ。これが「2ndは名作」といわれる所以である。

 しかし、じゃあ「2ndは名作で、4thは駄作」だったり、「ビートマニアは退化している」のだろうか?
 私はこう考える
「2ndはゲーム音楽ゲームとしての完成系。4thは音楽ゲームとしての発展途上」であると。
 つまり、この2つのゲームはもはやベースとするものが違うのであって、並べて比較することはナンセンスである。

 4thは発展途上。
 今後の展開が非常に楽しみである。


Return 我思う Index