憂国日記
2008年10月


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(「f」は上旬「l」は下旬です)

ご意見ご感想はメール、もしくは掲示板までよろしくお願いします。

著書、絶賛発売中:『若者を見殺しにする国』(朝日文庫)

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08/10/18

10月23日 大宮ソニックシティーで湯浅さんのイベント

もやいの湯浅さんのイベントに出演しますよー。

「ユナイト・ゼロ」政治・社会刷新共同体
  設立記念第一回講演会のお知らせ

(特別講演)
「貧困」「格差」は決してあなたの自己責任じゃない!
「貧困」「格差」を弄ぶ政界財界・マスゴミに「ドロップキック」
(講  師)
湯浅誠(ゆあさ まこと)氏
NPO法人自立生活サポートセンター「もやい」事務局長

※タイムスケジュール
18:00〜18:10=基調報告(代表・堀端 勤)
18:10〜19:00=湯浅 誠氏講演
(10分間コーヒーブレイク)
19:10〜20:00=湯浅氏+有識者によるシンポジウム
<出演予定者>
林 克明(ノンフィクションライター)
赤木智弘(フリージャーナリスト)
※堀端がコーディネーターとして司会進行します

開催日時:10月23日(木)18時〜20時(開場:17時半予定)
開催場所:大宮ソニックシティビル9階906研修室(100席)
       さいたま市大宮区桜木町1−7−5
       ※各線大宮駅下車・西口より徒歩約5分
参加料金:前売料金:¥700 当日料金:¥1,000
主  催:「ユナイト・ゼロ」政治・社会刷新共同体
       湯浅誠講演会実行委員会
★お問合せ・前売券申し込みのご依頼・チラシのご希望は下記へ★
「ユナイト・ゼロ」政治・社会刷新共同体 E-mail:unitezero2008@mail.goo.ne.jp

※追記※
皆様ご存知のように、いま湯浅事務局長の「もやい」は支援企業の破綻により、存続の危機に立たされています。皆様の入場料が湯浅さんに集う人々を救う貴重な財源となります。この記事を見られた皆さんは一人でも多く転載頂き、また23日の動員のために死力を尽くして頂きたいと思います。

 もやいも、支援企業が大変なことになったりしてピンチなので、ぜひ多くの方に来ていただいて、もやいの存在意義を社会に再認識させたいですね。

今回の金融危機を見てると、結局ネオリベってこういうことだよね。

・中小企業が倒産し、弱者が貧困にあえぐとき
「自由経済上での競争の末に破れたのだから自己責任。福祉や救済など甘えに過ぎない」

・大企業(特に金融にからむ)が倒産するとき
「大企業の倒産を許せば、中小企業や国民生活に多大な影響が及ぶ。じゃぶじゃぶ公的資金を投入し、急いで大企業を救済するべきだ。大企業のトップはがんばったので、その責任を問うてはならない。嫉みによる批判は甘えに過ぎない」

 僕には、ネオリベ論者と、社会主義者の区別がつきません。


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08/10/07

やっぱり、一緒に戦うなんて無理

SPA!の10月7日号に出ている「極貧正社員の悲鳴が止まらない」って特集を見てるんだけど、つい笑っちゃった。
 ああ、こいつらと共闘なんて絶対に無理だなーって。

 彼らの言ってるのは「結婚して子供も作ったのに、どうして家族の幸せを保証してくれないんだ!?」って話でしょ。大半は。
 俺の言っているのは「人間一人がまともに生活できるだけの金を再配分するべき」って話です。
 だからさ、なんで「家族の幸せ」なんて、丸ごとまとめて包括的に保証してやんなきゃならないのさ。

 だって、不公平じゃん。
 こっちは貧乏だから絶対結婚なんかできないとあきらめてるし、子供なんてもっての他だと考えて、少ない幸せと少ない賃金の中でがんばっているのに、連中は家族という大きな幸せを得て、200万以上の給料をもらいながら「もっとよこせ」って言ってるんでしょ。
 それは通らないよ。それが通ったら不平等だもん。
 子供を作ったら、そのことに対して責任を負うべきであって、それができないなら子供を産むべきではない。無責任に子供をつくったらその分だけ潤沢な福祉が得られるべきだなんて考え方は、コンドームをつけたがらない人間のみを優遇する考え方であり、極めて不平等だ。
 それこそ、子供がいてこそ家族は幸せだなんて、子供の6ポケットを期待する連中のざれ言に過ぎない。
 だいたい、多くの幸せをもっている人間から先にとっていくべきだというなら、それこそ今の富裕層が多くを持っていく経済体制は正しいということになってしまう。
 富裕層から取って、パイを増やせとかいったって、絶対こいつら「家族のために」って、真っ先に単身者の若者が得るべき金を我先にと、ごっそり持っていくよ。バブル崩壊のときの、新卒採用をカットして、正社員の給料を、そして家庭を守ったのと同じことをするだろうね。

 もし分配をするなら、それは家族全体ではなくて、家族の中の個人に対する分配であるべき。そしてより家族が少ない方へより多く分配するべき。家賃や電気代などの基本的な生活費用は、一人暮らしの方がかかるわけだから。
 つか、彼らの問題は、特に子供にかかる費用の問題であって、それは例えば高等教育の無料化など、そういう方面で扶助されるべき話であって、別に「(自称)極貧正社員」とやらの給料をあげてやる必要なんて、どこにもない。少なくとも、フリーターが200万以下で生活しているのであれば、正社員の給料だけ300万以上に切り上げてやる必要もない。

 SPA!の記事に掲載されたもののおかしさというのは、低収入と低福祉をごちゃまぜにしている点だ。
 そしてそれは、多くの「自称、弱者の味方」も同じである。
 さらにそこに「家族を養うという、世帯主としての尊厳」までもが入り込んでくるから、話はぐちゃぐちゃになる。

 これまでの、経済成長社会では、子供に対して低福祉であっても、溢れる高収入で、労働者は十分な尊厳を得られていた。
 しかし、経済成長が前提でない社会では、収入が低くなれば、子供に対する福祉も低いままで、尊厳は失われる。
 ならば、それに対して、高福祉にしていくのか、収入ベースを上げていくのか、もしくは低福祉、低収入であっても尊厳を保てる社会にするのか。

 そういう問題があって、その一方で自分が暮す賃金もギリギリの、非正規労働者の問題もある。
 それはごっちゃにまとめて語るのではなく、個別ケースの細かい話を積み立てて行くべきだ。

 本当は「家族なんか救うな」という話をしたかったんだが、考えてたら別の話になってしまった。
 まぁ、自戒込みで、うまいことまとまってないけど、今回はこういう〆で。


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