憂国日記
2007年10月


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(「f」は上旬「l」は下旬です)

ご意見ご感想はメール、もしくは掲示板までよろしくお願いします。

著書、絶賛発売中:『若者を見殺しにする国』(朝日文庫)

各日付ごとにnameアトリビュートを設定しています(日付の上部に薄い灰色で表記)。リンク等にご利用ください。


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07/10/31

反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2007

毎日更新するとか言っておいて、もう3日の穴を開けてしまいました。
 まぁ、日月曜は忙しすぎました。火曜日は普通に怠けてただけだけどさ。

「反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2007」の討論会に参加します。

反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2007

【日時】2007年12月1日(土)13時〜21時
【場所】千駄ケ谷区民会館・2F集会場(渋谷区神宮前 1-1-10)
【主催】反戦と抵抗の祭<フェスタ>実行委員会
web: http://a.sanpal.co.jp/r-festa/
blog: http://blog.livedoor.jp/r_festa/
e-mail: war_resisters_fes(at)yahoo.co.jp

★13時-16持 企画1 戦争、農業、死刑、改憲、G8
★16時-18時 デモンストレーション 原宿→渋谷→原宿
★18時-19時 企画2 ネオリベラリズム、労働運動
★19時-21時 討論 戦争は貧者を求める。貧者は戦争を求めるか。(仮題)

[問題提起]
赤木智弘(フリーター、「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」(論座07年1月号)『若者を見殺しにする国』(双風舎))
海妻径子(岩手大教員、『近代日本の父性論とジェンダー・ポリティクス』(作品社))
植本展弘(『アナキズム』誌編集委員)

[司  会]
雨宮処凛(作家)、山口素明(フリーター全般労組)

 デモなんかもやるようですが、私は19時からの討論会のみの参加です。


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07/10/27

本が届いた

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『若者を見殺しにする国』が私の手元にも届きました。感動もひとしおですね。
 昔、初めて「ワープロ」を触って、自分の書いたものを活字として感熱紙に打ち出した時の感覚によく似ています。
 まぁ、パラパラっとめくっていて、いきなり「キヤノン」が「キャノン」になっていることを発見してしまったことは、脇に置いておきましょう。

 自分の書いたものが本という「形」になるというのは非常な快楽で、そのために自費出版なんかも流行るんだろうけど、そうした中に「全国の書店で私の本が!!」みたいな夢を見させられちゃう、詐欺まがいのことがあるんでしょうね。

明日はちょっといそがしいので、一眠りしようか……


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07/10/26

祝、発売日

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 本日発売です。よろしくお願いします。

「漫画・イラストも児童ポルノ規制対象に」約9割──内閣府調査
 結論ありき。
 「“有害”情報が増えている」などと印象づけをしながら、個別面接で調査ですから、誘導されて当たり前でしょうね。
 まぁ、まずは「源氏物語」を児童ポルノとして摘発することから始めてみればいいんじゃないですか?
 「教科書に児童ポルノ掲載!!」って、ニュースとしては最高だな(苦笑)。

さて、私の『若者を見殺しにする国』がついに本日発売ということで、「カウントダウン0」でございます。
 というわけで、今日は伊集院光の単行本『のはなし』のことを書きたいと思います。
 って、えー、なんで他人の本の話なんだと文句のある方もいらっしゃいましょうが、自分の本の話はおいおいということで。

 まず「まえがき」を読んで驚くのが、この『のはなし』の元々は、tu-kaの契約者向けメールマガジンとして配信された内容から抜き出して来たものなのですが、このメールマガジンが「週3回、400字以上」という恐るべきハイペースで5年間も配信されていたということ。
 私なんか、週1で1,000〜1,500字というライブドアニュースの原稿ですら汲々としているというのに、すごいなと。
 「でも、一週間ごとの文字数としては、週3×400で1,200字だから、大してかわらないんじゃない?」と思う方もいるかも知れませんが、1つのテーマで週1回1,200字書くのと、3つのテーマで週3回400字以上かくのでは、後者のほうがはるかにキツいのです。伊集院も前書きで書いてますが、結局400字以上ということで、なんだかんだで毎回1,000字以上は書いていたそうです。
 実際、本文を一読してわかることですが、この本に掲載されている全ての文章には、ちゃんと「起承転結」があるのです。こうした文章を書くためには、当然400字じゃ足りません。私は以前、JCの読書会で毎回800字前後という文章を書いていましたが、起承転結を書くためには最低そのくらいの文字数は必要なのです。
 しかも、起承転を経た最後の、肝心の「結」の部分が、毎回ちゃんとオチている。
 普段の生活の中で、こうした起承転結を書き記すことができるってのは、本当にすごいことだと思います。
 もちろん、伊集院がタレントという場所にいるから、普通の人よりもおもしろおかしい環境にいるのは当然ですが、単純にそれだけではなくて、何気ない生活の中でもメリハリつけて楽しもうという感覚が、普通の人より強いのかなとも思いますね。
 文章的には決して派手なところはなく落ち着いてて、しかしそれでいて、コラムとしては面白い。自分にとっては「文筆の教科書」になるような本だと思いました。


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07/10/25

一生懸命に書きました

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JCCastの第10回が公開されました。
 内容は、単行本発売に合わせて、私の仕事に対してゆかりの深いお二方をお呼びしての、トークとなっております。

品切れ中の『月刊オルタ 5月号』に掲載されていた、私と雨宮処凛さんの対談が、PDF形式でアップされました。

オールニートニッポンでの連載企画「ゲームあふるる国に生まれて」の第10回までがアップされました。
 ちなみに逆転裁判3は昨日クリアしました。次はゼルダDSあたりをはさんで、4を購入かな?

ライブドアニュースの「眼光紙背」も3まで出ています。
 これ書いているのが、早朝なので、スケジュール的には今日中に4がアップされるはずです。
 4では、「新聞」というメディアに対する恨み。そして、5では、亀田一家問題について、他の論者が全く語っていない視点から考えています。アップをお楽しみにということで。

『若者を見殺しにする国』の配本が25日予定だったものが、26日に変更になったそうです。
 というわけで、単行本発売記念カウントダウン、残り1。
 って、カウントダウンが、1から始まってどうするんだって感じですが、まぁ今日から最低2週間の連続更新をしていきたいと思っています。
 別に特別企画とかはないのですが、今回は単行本を執筆していた時の話をしたいと思います。

 双風舎さんから、単行本の話を受けたのが、今年の3月で、締め切りが9月いっぱいと、まぁ6ヶ月の時間をいただいたわけですが、まぁみなさんご存じのとおり、私はものぐさなので、実質書いていたのが最後の2ヶ月ぐらいという、まったくダメな執筆スケジュールになってしまいました。
 もう最後の1ヶ月ぐらいは、完全に酒断ちして、「うわああああ」ってなりながら書いていた感じです。
 こうしたことは、次に書く機会があれば、ちゃんとコツコツと余裕をもって書くようにしたいなとは思っています。
 とはいえ、どうしても「波」ってのがあって、同じ書くでも一気に書き進めることができる時と、書いても書いても納得できないようなこともあって、その辺のコントロールがまた難しいんですよね。
 他にもバイトとの兼ね合いとかいろいろあって、双風舎さんにはかなりご迷惑をかけたというのが正直なところです。

 ただ、やっぱりこうして集中して書いていると、必要な情報が勝手に私の中に飛び込んで来ることがあるから、不思議ですね。「こんなことを書いている本がないかなぁ」なんて思っていると、そんな本の情報を送ってもらえたりして。

 とりあえず、こんなもんですか。
 取材とかしていれば裏話もあるわけですが、単行本のすべては自分の脳味噌との格闘の記録なので、ぱっとした裏話はありません。強いて言えば、やたら飲み物を飲みまくっていたことぐらいかな。
 主に夏場に書いていたこともあって、お茶や100%ジュースなんかのペットボトルを毎日のように買ったり、水出しの麦茶を盛んに作っておりました。
 で、ついでにお菓子をくったりしていたので、確実に太りましたね。
 そのくらい。

 というわけで、配本をお楽しみにということで。
 では、また明日。


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07/10/19

あの「少年犯罪データベース」さんの本が出ます

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現在の少年に対する「心の闇」論にトドメを刺す1冊 『戦前の少年犯罪』

 心ある少年犯罪研究者が、みんな参考にしている「少年犯罪データベース」の管賀江留郎さんが執筆した『戦前の少年犯罪』が、10月25日にいよいよ発売されます。ということは、私の本と同日ですね。

 実は本を管理人さんからいただいて、もう私の手元にあるのですが、本を開くと、いきなり小学生がナイフや雪駄(!)で、パッカパッカと人を殺しております。「最近の子供はナイフで鉛筆を削ることもできない」などとご高説をたれ流す人もいますが、戦前の小学生たちは鉛筆を削った肥後の守で、他人の命も削っていたのです。

 とにかくこんな少年犯罪が、一冊分まるまる詰まっています。
 もし、これを読んだあとで、「最近の少年犯罪は凶悪化している!」などといえる人間がいたとしたら、その人には日本語を読む能力がないと言ってしまっていいでしょう。また、この本が出た後にそのようなことをいえる人間は、この本が存在することすら調べてないのでしょうから、その発言は何ら信頼するに値しません。
 今後は、少年凶悪化言説をたれ流す人間に対しては「『戦前の少年犯罪』も読んでないの?」と一言言うだけで、反論が完了することになります。まぁ、今までだって「少年犯罪データベース読んでないの?」ですんだのですが、書籍という形で発売されることによって、その必要性はいっそう揺るぎないものになるでしょう。


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07/10/17

「横の連帯」「縦の連帯」

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またなんか文章が書けなくなってきたな。
 リハビリをかねて、考え途中のことを適当に書き連ねてみる。

この間、PARC自由学校で話をした時に、平井玄さんと「横の依存」「縦の依存」という話になって、それ以来そのことの重要性を色々と考えている。ここでいう依存という言葉は「連帯」と置き換えてもいいだろう。
 私は、現状をどうにかするためには、「縦の連帯」が必要不可欠であると考える。すなわち、権力やお金を持っている人間と、持っていない人間の連帯だ。
 平井玄さんは「それは絶対にありえない」という、そして「横の連帯」すなわち、同じような立場にある人たちの間で、情報や必要なものを共有するべきだという。
 私だって、「縦の連帯がありえない」ということは、分かっている。しかし、それを単純には受け入れるべきではない。単純に受け入れて、貧困者の横の繋がりだけで、私たちは貧困を背負わされることを受け入れなければならないのだろうか? 私はそこまで諦念していない。だからそのためにも戦争までもを持ち出して、強引にでも希望を繋がなければならないと考える。
 小林拓矢さんは私を「シンデレラボーイ」だという。
 たしかに、私が得た幸運は、同じライターや、同じ弱者たちにとって、非常にまぶしいものだろうとは思う。
 しかし、私に声をかけてくれた論座の編集者にしても、単行本の執筆を任せてくれた谷川さんにしても、彼らのしたことは「自分の興味にそった人間を、市井から発掘してきて、ページを与える」という、編集者としては「ごくごく当たり前の仕事」に過ぎないのではないか。(もっとも、現状では「市井」が当たり前ではないのかれもしれない。現状を踏まえて分析的な文章を書くだけなら、それこそ論壇誌の主執筆者である大学教授に頼んで、そういう文章が書けそうな院生を連れてくればいいだけの話なのだし)
 その他の仕事についても、仕事をしたいと考えている人を連れてきて、実際に仕事をさせる。そうしたことが就業の第一歩になるはずで、現行のような新卒の資格をもった人間しか、正規の雇用ルートにのれない状況そのものが誤りではないのか。
 だから、問題は「若者が働かない」ではなく「企業が働かせない」であり、逆にいえば若者を始めとする非正規労働者が「働きたい」と考えているからこそ、あのような派遣会社が成り立って儲かっているわけだ。仮に世の中に働かない若者ばかりいるとしたら、そんな若者を派遣したって当然働かないんだから、派遣業なんて成立するはずがない。

 そうした意味で、企業の中で人を採用するような権限をもつ人間と、不安定労働層が結びつく「縦の連帯」こそが、就職氷河期問題を根本から解決する唯一の手段ではないかと、わたしは考えている。
 そのために私は「強者に道徳を強要する」とか「強者と弱者を結婚させるべきだ」と考えている。
 そしてそれは決して簡単ではない。平井さんのいうように「ありえない」のかもしれない。
 しかし、同等の立場にいる人間、もしくは上の立場にいる人間が我々と同じところまで降りたフリ「同胞」みたいなことをいう「横の連帯」では、一時しのぎのノウハウを蓄積することはできても、問題の根本的な解決には至らない。もやいの湯浅さんのやっていることは、横の連帯を利用して、生活保護という「行政と弱者の結びつき」をつくり、やがて「就業という縦の連帯」に持っていくことであり、決して彼のいう「溜め」は一時批難であって、溜めの中に安住させることを目的としているわけではない。

 もちろん、横の連帯を軽視するわけではないのだけれども、横の連帯は一時的なセーフティーネットにすぎない。
 ましてや、上の立場にいる人間が、下まで降りてきて「私たちも仲間です」などと、共感によって立場を偽装するようでは何も解決しない。
 まずは各自が自らの立ち位置に立って、自分が本当にできるだけのことをする。
 それだけでも、現状は変わってくるのだと思うのだけれども。


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07/10/05

次世代機を買おうと思うのだけれど

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ライブドアニュースで、連載がスタートしました。
 「眼光紙背」というシリーズの中で、週1の連載をしていきます。
 他に誰がいるかは詳しくは聞いていないんですが、今のところ外務省のラスプーチンこと佐藤優さんと、門倉貴史さん、そして私の記事がアップされています。メンツ濃いなぁ(笑)。

本の印税も入るし、ライブドアニュースの仕事もあるので、2、3ヶ月後には金銭的にちょっと余裕がでてくる予定なので、この際、次世代ゲームハードを1つ買おうと思っています。
 選択肢はもちろん「Wii」「PS3」「X-BOX360」なのですが、さてどれを買いましょうか……

1、Wii(選択確率65%)
 選択理由
  ・次世代機の中では最も勢いがある。
  ・ゼルダやファイアーエムブレムといった、少数ながら魅力的なタイトルが存在する。
  ・GCを持っていないので、GCとの互換があるWiiを買えば、ゲームの選択肢が圧倒的に広くなる。
  ・他社ハードのソフトも揃えるバーチャルコンソールのラインナップに期待大。

 反対理由
  ・Wiiリモコンの機能に頼ったソフトが多く、クラシックコントローラーとのセットが標準にならない限り、次世代機の中心にはなりえない印象。
  ・任天堂としてもDSの方により力を入れている印象。

2、PS3(選択確率25%)
 選択理由
  ・現状が悪くても、最終的にはX-BOX360が伸びず、Wiiが高性能路線をとらない以上、デファクトスタンダードになるであろうという点。
  ・次世代機としての十分な性能。

 反対理由
  ・期待の割りにはまったく普及しない現状は、そもそも期待されていないX-BOX360よりも悲惨。
  ・プレイしたいソフトが、今のところ1本もない。PS2は持っているから、互換性とかは意味なし。

3、X-BOX360(選択確率10%)
 選択理由
  ・アイドルマスターは楽しそうだ。
  ・洋ゲーに走るのもアリかも。
  ・Webの記事にするときに、ニッチ路線の需要は高いかも。

 反対理由
  ・PS3が何らかのきっかけで伸びれば、絶対に今後は日本市場では浮かび上がれない。
  ・今のところ、アイドルマスターとブルードラゴンぐらいしか、欲しいソフトがない。というかブルードラゴンは欲しいというよりも、それぐらいしか……。
  ・旧X-BOXにもほしいソフトがない。互換も怪しいらしいし。


 と、まぁ、こんな感じですか。
 Wiiはクラシックコントローラーを同梱にすれば、もう少しラインナップの偏りを補正できると思うのですが。DSだって、タッチペンだけではなく、十字キーやABXYLRボタンをつけたからこそ、ソフトウェアの多様性が保たれているのだと思うし。
 PS3は、いまのところはどうしようもないですよね。それこそPSの時のようにFFで牽引するしかないでしょう。だいたい、ロンチタイトルにグランツーリスモがなかったのが痛い。いまさらリッジでもないだろうと。
 X-BOX360は、販売戦略も良くわからなければ、品質の悪さも痛い。今度新しいチップセットに仕様変更するみたいだけど、この際、コアゲーマー路線に特化してしまうべきなのでは?
 ああそうだ、X-BOX360は、Windowsが走るようにすればいいんですよ。それこそパソゲーもプレイできますよと。マイクロソフト製のピピン@みたいなのにしちゃえば(笑)。

 こうしてみると、PS2とDSというデファクトスタンダードを既に持っている以上は、「買わないのが正解」に見えるんだけど、ライターとして弱者問題に合わせて、ゲーム関連もやっていこうと思っている以上は、なにか持ってないとダメでしょうねぇ。
 いっそのこと、DS持ってるからPSP買って、携帯ゲーム路線で行くか? この場合は購入するものは新型PSPと無線LANのルーターか。無線LANルーターはなんにしても必要だな。


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07/10/04

ワイドショー脳の恐怖

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さて、ぼちぼち更新をちゃんと再開していくことにします。

 といっても、なかなか書こうと思うことがないんですよね。
 逆に書こうと思うことは、考えを詰めていくことが面倒だったりする。
 これまで日記の更新に使っていた文字数が、仕事に持っていかれることになるし、かといって、文字の生産量はそうそう増えないので、どうしても日記に使う文字数が削られていって0になってしまう。

 もちろん、仕事の方で出せない部分を、こっちで出そうというのはあるのだけれど、仕事があるとこっちを考えるのが面倒になってしまう。仕事は約束で「やらなければいけない仕事」だけれど、日記は「やってもやらなくてもいいこと」になってしまっているので。

 そのあたりをどう折り合いを付けていけばいいんだろう?
 雑談的なことを日記に書く? 雑談はもっとも苦手なのです。

前回のスクールデイズの話の続き。
 あの放送があったあとに、それまで12話の中止に対して、地上波U局を批判していたオタさんたちが、12話を見終って「TVKは正しかった」とか「これは地上波放送できないわ」なんて書く事に、私はすごく違和感を持つわけです。
 つまり、それは「何らかの基準で、作り手は内容を“自重”するべき」ってことでしょ。私はこの考え方はおかしいと思うのです。
 そもそも、原理原則は表現はすべて自由であるべきなのであって、それがどれだけ残酷であろうと、悪趣味であろうと、気持ち悪かろうと、他人を傷つけるものであろうと、まず前提としては自由であるべきだと。
 もちろん、その中で、個人を誹謗中傷するような内容は、表現物としては省かれるべき「なのかもしれない」と、ナイーブにブラックリスト化していく必要があるとは思います。
 しかし、アニメの中の人物がアニメの中の他人を中傷して殺したって、それはしょせんは、アニメの中の出来事であって、そこで飛び散る血も内臓も、すべて架空の存在に過ぎないわけです。

 この12話について、どこかで「なんの教訓も感じない、ただ気分の悪いアニメ」という感想を見ましたが、アニメの中の殺人に何も教訓とかあるわけがない。我々はただ誠の死にっぷりと、言葉さまの狂いっぷりを、笑いながら楽しめばいいだけの話です。それは別にサスペンスドラマや、B級スプラッター映画となにも変わることはありません。
 「悪影響」なんてことを言いますが、人間はそんなにひとつの物語に対して「いい影響」と「悪影響」を明確なアウトプットとして出すようなしくみにはなっていません。道徳的な映画に対してムカついたりするのが人間です。悪影響論は、人間を単なる「入れたコインが種類別に別れる貯金箱」のように扱い、人間の独自性を否定する論理です。

 というか、何かあるたびに「悪影響」を問題視する姿勢は、まさにワイドショーに私たちが毒されてしまった結果なのでしょうね。ゲーム脳よりもはるかに深刻な「ワイドショー脳」。


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