憂国日記
2007年09月


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著書、絶賛発売中:『若者を見殺しにする国』(朝日文庫)

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07/09/28

世界先生は私怨で殺す 言葉さまは狂気で殺す

初単行本『若者を見殺しにする国』 アマゾンで絶賛予約受付中

昨日は夜にいろいろ更新をしようと思っていたのだけれど、AT-Xで放送された「スクールデイズ」の最終話を見たら、更新するものがふっとんじゃった(笑)。あんな場つなぎ内閣、どうでもいいよ。
 いや、マジでこれがスケジュール通り2週間前ぐらいに放送されていたら、本の原稿、完成しなかったかも。

 さて、昨日に至るスクールデイズの歴史をいい加減にまとめてみることにする。(マジメな記事ではないので、まともに読まないように。あと、普通にネタバレあり)


 2005年4月 18禁美少女ゲームとしてスクールデイズ発売。マルチエンディング方式で、ずーっと言葉狙いでプレイすると、いつの間にか世界とできてしまう理不尽仕様で、ポルナレフAAが流行(『言葉一筋だったのに、気が付いたら、世界に告白していた』 おれも 何が起こったのか わからなかった…)。
 おざなりなハッピーエンドに比べ、「言葉が歩道橋の上で世界の頚動脈をノコギリできりつける(鮮血の結末)」「言葉が世界と誠に見せつけるように自殺(永遠に)」「子どもを身ごもった世界が、言葉と幸せになろうとした誠を刺殺(我が子へ)」など、やけに力の入ったBADエンドが、一部で話題に。絵柄を見て、純愛ラブストーリーだと思って買った奴、涙目。
 BADエンド動画がyoutubeに流れ、そこを見た人も多いはず。俺がスクールデイズを知ったのも、youtubeの鮮血エンド動画。

 確か半年前ぐらいに、テレビアニメ化が発表される。
 みんな惨殺系のENDを期待するも、「地上波では無理だろう」と、諦めムード。
 まぁ、エロゲのU系局でのアニメ化はもはや珍しくもなんともないので、そういうもののひとつとして囁かれる。

 2007年7月 テレビアニメ放送開始。
 最初は大人しく学園ラブストーリーをしているが、中盤あたりから様子がおかしくなり、終盤は誠は女をとっかえひっかえ(明らかにSEXの事後描写や、4Pなど)。
 世界は誠の浮気を知った後に、妊娠発覚。それを高校の教室でぶちまける。
 言葉は目の光がなくなり、着信拒否された誠にエアー電話。ことあるごとに刃物を持ち出すという素晴らしい展開に。
 それでもまだ、ゲームのBADエンドがあるので、原作を知っている人は(つか、俺は)「スクールデイズらしくなってきた」程度の反応。

 最終話が放送される予定の前日に、女子高生が父親を斧で殺すという事件が発生。
 放送日時がバラバラなU系局の中で、もっとも放送が早い、tvk(テレビ神奈川)が、予告などなしに突然の放送中止。『都合により、番組を変更してお送りしています。』と、風光明媚なフィラーを放送。ワクテカだった実況民涙目。
 実況民の阿鼻叫喚の地獄絵図をよそに、海外のオタク系掲示板で、フィラーの画像を見た人がコメントで「Nice boat.」とクールに流したのがきっかけで、Nice boat.ブーム発生

 放送予定の地上波局が、次々に放送中止を決定、結局、地上波全滅。殺人事件発生での安直な放送禁止措置に地上波局に対する反感が高まる。地上波ではなく、視聴制限のかけられるスカパー!でスクールデイズを放送しているアニメ専門放送局、AT-Xの英断に期待がかかる。
 また、このとき一部報道で「血の色を黒にするなど対処したが」などと報じられたことから、誰かが死ぬエンドであろうことが白日のもとに。それまでの話の展開からは、世界が誠を刺し殺すエンドが有力か。

 ゲームの発売元である「オーバーフロー」が、12話の上映会を行なうと発表。しかし、入場するために「未開封のスクールデイズ、もしくはその続編であるサマーデイズ」が必要(しかも、入場時に未開封を確認したら、開封して返すという転売防止まで明記)としたことから、「Nice boat.商法」として、反感を買う。

 その翌日あたりに、AT-Xでの12話放送決定!!
 オーバーフローは上映会の参加資格を「未開封」から「開封、未開封に問わず」に訂正。未開封買った奴がいたら涙目。

 そして、AT-Xで、無事最終話放送。上映会も混乱なく上映
 グロだった原作すら超越して、予想の斜め上をいく展開に、実況民、地上波での放送中止に「tvkの英断は正しかった」と納得。そして本当に「Nice boat.」だった結末。
 そして、今ここに至る。


 で、最終回ですよ。
 ストーリーについては、動画はニコニコ動画あたりで上がったり消されたりしているので、勝手に見ていただく。キャプなら「ねこにこばん」様で。
 まさかの18禁ゲームという、最小限の規制しかない表現媒体で「グロ」と呼ばれた伝説の鬱エンドを、テレビという表現規制の厳しめなメディアで軽く飛び越えて、「どうせ地上波だから」という我々の予想の斜め上をいく結末。

 携帯に「さよなら」の文字が出た途端に無音になって、そして「♪ 悲しみの 向こうへと〜」と、スクイズ信者にはおなじみの、鬱エンド確定エンディング曲が!!
 そして誠が振り向くところで世界が一直線に手にした包丁で誠を突き刺した。
 誠死ねええええええええええええええ いやっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉいいいい!!!!
 苦しそうな声で、悶え苦しむ誠。中の人の演技スゲェ。そこを世界がもう一太刀。
 倒れた誠に馬乗りになって、世界が誠をメッタ刺し。これぞまさに全視聴者が待ち望んだ愉悦の瞬間!!

 世界「ヒドイよ! 自分だけ桂(言葉)さんと幸せになろうなんて!!」

 世界が誠を殺すのに対応するのは、原作の「我が子へ」エンドだけど、原作が誠にいいわけをする時間を許したのに対し、アニメでは誠はもがき苦しんで「せか……い」と発するのが精一杯のまま無残に死亡。これこそファンが望んだ誠のみっともない死に方。

 で、学校屋上でのラストバトル。
 「妊娠なんて嘘じゃないか」と世界を問い詰める言葉様。

 言葉「それに西園寺(世界)さんが彼の子供、産めるわけないじゃないですか。誠君の彼女は、私なんですから」
 世界「私だって、誠の彼女になりたかった! それだけなのに! ずっと我慢して誠のしたいことしてあげたのに! なんで! どうして!」

 言葉「誠君なら、そこにいますよ。聞いてみたらどうですか」
 と、ベンチに置いてあるバッグを見る言葉様。
 世界がバッグを開けると、そこには……

 ウッソ「……母さんです」

 って、Vガンダム状態きたあああああああああああああ。AT-X実況スレとかみてると、ちらほら「母さんです」って書いている人がいて、嬉しい。
 なんかとても嬉しそうに死んだ誠の首をノコギリで切っている言葉様が想像できて楽しいです。でもあんまり音が大きいと騒音防止法に触れるよ。

 そして言葉は「西園寺(世界)さんの言っていること(妊娠)、本当かどうか確かめさせてください」と、伝家の宝刀ノコギリを!!!

 しかし、そこで世界も反応、コートのポケットに忍ばせた包丁を取り出す。しかし、言葉様は世界の右手をつかんで、包丁を持たせない、言葉様大勝利確定。血しぶきあげる世界の頚動脈。
 これは誠も世界も死亡で、「我が子へ」+「鮮血の結末」エンド。これほどファンが待ち望んだエンディングの形があろうか。
 しかし、まだまだ終わらんよ。

 言葉、世界の体になにやら……
 何か裂け目の中から、覚醒済みの言葉様を見上げる構図、言葉様は裂け目の中を見てひとこと。

 言葉「やっぱり、嘘だったんじゃないですか。(画面暗転) 中に誰もいませんよ

 ……世界の体内からのカメラワークか……。

 そして、場面は変わって夕日のボートの上。
 横たわる言葉様、胸に大切そうに抱きかかえるのは「母さんです」状態の誠。
 言葉「やっと二人きりですね。誠君」
 まさかの「Nice boat.」エンド。



 ……テレビ放送でエロゲを越えてどうする。
 しかも放送中止のフィラーや、我々のNice boat.大流行までもが、今回の伏線になろうとは。お釈迦様の手のひらの上にいる、孫悟空の気持ちを味わったぜ。

 と、まぁ、そんなところなんですが、一番興味深かったのが、世界が相手を殺す理由と、言葉様が相手を殺す理由がまったく別なこと。
 世界は結局、誠から愛されなかったという私怨を、誠にぶつける形で殺している。これは極めて分かりやすく単純な殺意です。
 誠に対して、散々尽くしたのに、自分のことを決して愛してくれなかった誠を憎む気持ちが爆発し、誠を殺す。そして殺したあとに逃げるまでの行動のすべてが、我々がよく見るようなサスペンスドラマとまったく同じ構図です。

 一方、言葉様にとっては、世界というのは恨む対象ではなかった。だって、誠の愛は最後の時点で言葉様のものだったわけで(もちろん、時間が過ぎればどうせ他の女に浮気をするのが誠という鬼畜ではあるのだが)、言葉様が世界を殺すほど憎悪する理由はない。
 世界が誠を殺したことは理由にならないのかというと、確かに世界は誠を殺したのだけれども、あくまでも言葉様は「誠は生きているもの」として、生首を持っているわけで、彼女にとって必要なのは、誠の命ではなく、誠の存在なのです。また、ある意味では世界が誠を殺してくれたおかげで、誠は永遠に言葉様のものになったわけです。
 じゃあ、言葉様は何の為に世界を殺したかといえば、それは言葉がセリフで言っている通りのことです。「世界のお腹に子供がいるかどうか調べるため」ですね。
 言葉様は、途中でへんなことを言っています。

 言葉「それに西園寺(世界)さんが彼の子供、産めるわけないじゃないですか。誠君の彼女は、私なんですから」

 「世界は誠の子供を産めない」もちろん、本当に世界が妊娠しているならば、別に誠の彼女であるかどうかにかかわらず産めるのです。しかし、言葉様はそう考えない。
 言葉様にとって「子供」とは、あくまでも「愛の結晶」なのです。愛の結晶として子供が生まれると考えるから、もしも誠が世界を性玩具としてしか考えていないならば、子供は生まれないということになるのです。
 つまり、言葉様が世界の「子供ができた」という言葉に執拗にこだわったのは、それが愛の証明になってしまう恐怖があったからだと考えられます。
 だから、言葉様にとって、世界を殺したのは、あくまでも「妊娠していないことを確認するための手段」でしかないわけです。だからこそ「鮮血の結末」の名台詞「死んじゃえ」という言葉を、今回は発していないのです。あくまでも「(妊娠が)本当かどうか確かめさせてください」なのです。
 そして世界を殺したあとに、世界の子宮を開いて「中に誰もいませんよ」と、誠が世界を愛していなかったことを確認したのです。

 と、まあこんな感じです。
 非常に面白いものを見せていただきました。
 ああ、そうだ。「こんな内容、テレビで放送しなくて正解」とか言って、それだけならまだしも、「表現の自由とかいってるけど、自重しろ」なんてことまで言っている厨房がいますが、このくらいのことなら映画やサスペンスでは普通ですし、事件をおこしたのが高校生だからと、アニメーションだけを放送中止にするのは明らかに過剰反応ですから、そうしたことはキッチリ批判しておかないと、あとあと大変なことになりますよ。


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07/09/27

『若者を見殺しにする国』予約開始

若者を見殺しにする社会

初単行本『若者を見殺しにする国』の予約がアマゾンで開始されました。
 よろしければ私の読書録のサイトの方から予約・購入していただけると、私の懐が少々暖まります。1,575円なので、単体で送料無料です。


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07/09/12

安倍晋三 辞意を表明

自慰(←ワザと誤字)を表明。
 何がどうしてこのタイミングなんだよ。
 参院選時に辞意しなかった以上、衆院解散ぐらいまでは続けるかと思っていたんだけどな。
 で、次はローゼン閣下か?

せっかくだから、お知らせをいくつか。

私の単行本発売記念のキャンペーンブログが始まっています。
 皆様、よろしくお願いします。不甲斐ない作者に変わって、盛り上げてやってください。

オールニートニッポンのゲームエッセイ、第6回まで出ています。
 いろいろ文体などを考えつつやっていますが、どうしても説明口調になってしまう。伊集院光のようにゲームを語れるようになりたいなぁ。


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07/09/01

いろいろと告知

忙しいので告知だけ。

JCcast第8回が配信されています。
 私は、第666号の『週間金曜日』に掲載された、佐高信と雨宮処凛対談の内容について、触れています。

・祥伝社から『雨宮処凛の「オールニートニッポン」』が絶賛発売中。
 6月8日におこなわれた、私と雨宮処凛さんと杉田俊介の対談の模様も収録されています。

・『雨宮処凛の「オールニートニッポン」』出版記念イベントがあります。

9月14日 『雨宮処凛の「オールニートニッポン」』出版記念イベント
雨宮処凛のオールニートニッポンSUPER!

秋だ!ニートだ!生きさせろ!雨宮処凛のオールニートニッポン、出版記念イベント!昨年10月から始まったニートのためのインターネットラジオ「雨宮処凛のオールニートニッポン」が大好評につき、祥伝社新書より本になりました。記念すべき書籍化を祝って、これまでの出演者が大集合します。「こわれ者の祭典」月乃光司が新作を披露し、プロデューサー山本が謎のビジネスモデルを暴露!パーソナリティ雨宮処凛も番組スタッフ(ニート軍団)への本音を吐露!そして、若者たちの権利をめぐる戦いの最新レポートも。フリーターもニートも貧乏も闘ってるぞ! 衝撃の事実 がここに……。ぜひ皆さま、万障お繰り合わせの上、ご参加くださいませ!
 
【日時】 2007年9月14日(金) Open 18:30 / Start 19:00
 
【会場】 新宿ロフトプラスワン
 
【出演】 雨宮処凛(作家)、梶屋大輔(フリーター全般労働組合)、今野晴貴(POSSE)、杉田俊介(有限責任事業組合フリーターズフリー)、月乃光司(こわれ者の祭典)、松本哉(貧乏人大反乱集団・高円寺ニート組合・素人の乱)、山本繁(オールニートニッポン)、湯浅誠(もやい)、ほか
 
【料金】 前売り1500/当日1800円(ともに飲食代別)
 
【URL】 http://www.allneetnippon.jp/
 
【事前申込(前売り扱い、当日精算になります)】
○件名「9/14 オールニートニッポンSUPER参加希望」
 ※申込み締切り:9月14日(金)AM10時まで
 ※下記に必要事項をご記入の上、ann-entry@kotolier.org 宛にメールをお送りください。
 
○問い合わせ先:ann@kotolier.org
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 私は出演しませんが、面白いメンツが揃うので、行ける方はぜひ。
 最近、湯浅さんはテレビにいっぱい映ってますね。

 ・赤木智弘の単行本、ただいま執筆中(泣)


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